生徒の皆さんの感想文ご紹介--119号

玉蘭荘に行って

台湾に来て二日が経ち、台湾の空気にも少し馴染んで来た今日、台湾で日本語を聞けるのがとても楽しみでした。玉蘭荘に着くと、皆さん温かい拍手で迎えて下さり、ちゃんと話せるだろうかと言う不安も、いつの間にか消えていました。私が話した人は、私よりもずっと日本の時事に詳しくて、近年増加する少年犯罪について話し合い、とてもレベルの高い交流になったと思います。又、私が知りたかった、日本が台湾を統治していた時代のお話も沢山聞けて勉強になりました。大学受験の応援までしてくれて、とても暖かい気持ちになれました。

玉蘭荘の皆さん、ありがとうございました。


玉蘭荘の感想

私は玉蘭荘についた時、とても緊張していました。ちゃんと話せるか、二時間もある中で、どんなことを話せばいいのか、とても不安でした。しかし、おじいちゃんやおばあちゃんに挨拶をして、名前を言うと「いい名前だね」と言ってもらい、カチカチだった私も緊張がほぐれました。それでも何から話して良いか分からない私に、台湾の事を色々話してくれたり、私についての質問や、おやつが出た時「食べな、食べな」と勧めてくれて、何て優しい人だろうと思い、嬉しくなりました。そして、楽しくなって来て、私も日本からのお土産や写真、パンフレット等で自分の事や日本の事を色々話す事ができて、とても楽しかったです。日本から持って来た物を喜んでもらった時は、とても嬉しかったです。私は自分の祖父や、祖母と話している様な感じに

なり、もっともっと話していたくなりました。二時間なんて長い、と思っていた私も、こんなに短く感じたのは初めてです。

本当に玉蘭荘に来られて良かったと思いました。最高の思い出になりました。お土産は大切に日本に持って帰り、家族にたくさんの思い出を伝えたいです。本当にありがとうございました。


☆玉蘭荘を訪問して

今回、玉蘭荘を訪問させて頂いて、最初は楽しく交流できるか心配で、緊張したりもしたけど、相手の方々が気軽に笑顔で話しかけて下さって、段々と打ち溶けて戦前の時の話や、日本にいた時の話、台湾の昔のしきたりなど、写真を見ながら聞かせて頂いて、とても勉強になったし、長野県や学校の紹介の時も、興味津々で聞いて頂いて、共通の話題で盛り上がったりして、とても仲良くなれて楽しかったです。この訪問で、日本と台湾のつながりを強く感じたし、人と接する事はとても楽しいことだなと、改めて感じました。


☆玉蘭荘の皆さんへ

今日は短い時間でしたが、玉蘭荘の皆さんとお話ができた事を、とても嬉しく思います。 私は小さい頃、おじいちゃん子でしたので、今日の訪問は自分の祖父母に会いに来るような気持ちで楽しみにしていました。皆さんとお話をしていて、穏やかな姿が今、心に残っています。私の祖父は八十九歳で亡くなりましたが、いつも私たち孫には優しく、かわいがってくれました。そんな祖父が戦時中フィリピンに行き、捕虜になったという事を、祖父の亡くなった後に知りました。とても辛いこと、悲しいことを経験したからこそ、人の痛みがわかり、人に優しくできたのだと思います。玉蘭荘の皆さんとお話して、そんな祖父の姿と重なりました。皆さんもさまざまな経験をしているからこそ、とても穏やかで私たちを安心させてくれる笑顔が出てきたのでしょう。短い時間ですが、お別れする時は涙が出そうになりました。それほど、今回の出会いは素敵なものでした。


 私の好きな言葉に「一期一会」という四字熟語があります。千利休が大成させた茶の湯の世界では、一度として同じお茶、同じお茶の席はない、とのことです。その一回、その一席を大切に、という精神は、今回の玉蘭荘の皆さんとの出会いそのものです。人との出会い、優しさの共有は、私にとって忘れられない台湾の思い出です。


 一緒にお話をして下さった郭さん羅さん、李さん、私が大切にしている「元気」「明るさ」を褒めて下さりありがとうございます。全ての皆さんとお話はできませんでしたが、皆さんの笑顔や元気な声を聞いてパワーを頂きました。学校に帰ったら、今日のこの経験をクラスの生徒に話し、私も優しさを共有できる様になりたいと思います。ありがとうございました。
 

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