友好関係が祝福をもたらす/理事長 黃春生
editer:玉蘭莊 date:2021-04-21 13:17
この度、第一〇期の理事長に就任致しましたこと、非常に光栄に思ってお ります。これは主の呼びかけであると考えています。三十数年前、「日本キリ スト教海外医療協力会」(JOCS)より台湾に派遣された宣教師堀田久子先生は、 戦争中台湾に嫁いできた日本の婦人たちが子供の成人後、言葉の壁ために台湾 社会との接触が少なく、孤独な生活をしているのを知り、彼女たちのため、信 念を持って困難を乗り越え、一九八九年に彼女たちの憩いの場所を創立しまし た。それが玉蘭荘です。三十一年後の現在、台湾も既に高齢化社会となり、政 府も高齢者の福祉に力を注ぎつつある状況です。振り返って、当時玉蘭荘の設 立はまさしく一歩進んだ考えだったと言えます。玉蘭荘を創立した信者の先輩 たちが、キリスト信仰の愛を持って、高齢者が孤独な生活から抜け出し、人と の触れ合いができる集会を築いたのは、非常に有意義な事だと思います。
黄澤南さんを偲んで
editer:玉蘭莊 date:2021-04-21 13:13
黄澤南さんは台湾高雄出身で、若いころは漁船用具の商売をしておられた そうですが、引退後の一九九〇年にご家族と共に台北へ移住されました。そ して一九九三年六月、親友の阿玉さんのご紹介で玉蘭荘に入会されました。 当時の玉蘭荘会員の殆どが女性で、夫婦で会員になられたのは張明徳さんご 夫婦と黄澤南さんご夫婦だけでした。澤南さんが書き残された文章によると、 入会の当初玉蘭荘の創立者堀田久子宣教師は既に台湾での任期を終えて日本 に帰国されており、玉蘭荘総幹事の任務を日本キリスト教海外部(JOCS) から台湾へ派遣された大川記代子さんにバットンタッチされていました。大 川記代子総幹事は新しいメンバーの澤南さんご夫婦を熱心に受け入れてくだ さり、さまざまな活動へ導き、お二人とも愉しいひと時を満喫することが出 来ました。又、玉蘭荘のボランティアのリーダー・馬場十寸穂さんはいつも 温かい笑顔で、毎回の昼食時にはスープや果物を用意して下り、手工芸指導 の運営委員長・鄭秀珠牧師夫人も、午後の活動時間に会員たちを指導してく ださいました。このように澤南さんご夫婦は、いつも仲間たちと玉蘭荘の愉 しい集いの時間を過ごされました。
ボランティアさんのリレーコラム-明日を守られるイエス様/王清秀
editer:玉蘭莊 date:2021-01-28 23:26
「羅さんの拾い読み」に寄せて/講師 渡部洋子
editer:玉蘭莊 date:2021-01-28 23:25
私は玉蘭荘で「羅さんの拾い読み」の講座を受け持っています。この講座は元々、会員の羅梅妹さんが立ち上げたものです。羅さんは客家人の性質を地でいくような、真面目で勤勉な方です。読書が大好きで、いつも玉蘭荘の書棚の前で本を読んでいる姿を見かけました。羅さんは、自分が感動し教えられた本の内容を、一字一字丁寧に大学ノートに書き写しては、何度も読んで自分で楽しんでいたのです。その内容のほとんどは日本のお話ですが、アメリカに住むお姉さんから送られて来るアメリカのお話もあったり、台湾の本から取られたお話もあり、実に多彩でした。