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玉蘭荘の香り/呉明月

私の生まれた家庭は、先祖伝来の仏教徒でした。幼い頃より、祖母や母が朝晩仏壇の前で線香をあげていた姿をよくおぼえております。

結婚後の蔡家も同じ仏教でした。仏壇には仏像や位牌が祭られており、位牌の中の木の札には、蔡家の故郷は大陸の済陽だとも示されてあり、其の外の木札一枚一枚には、先祖、祖父母、父母、それに主人の兄、この兄は大東亜戦争中、フィリピンで戦死、今では靖国神社に祭られております。

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私は東門長老教会の礼拝に参加しているご縁で「玉蘭荘」という素晴らしい場所があることを知りました。玉蘭荘の事を知っていくと、ますます興味を感じるようになりましたが、そこには三つの大きな魅力がありました。ひとつは、これが最大の魅力ですが、日本語を使う環境だということです。日本語を勉強中の私にとっては、学習の成果を生かし、また生きた日本語を学ぶまたとない環境です。ふたつめは、多くの優秀な牧師のお話や講義があることです。魂が満たされることによって、人は生命の意義を考えることができるのです。そして三つめは、この玉蘭荘が非営利の高齢者の活動センターであることです。ちょっとしたお手伝いをきっかけに高齢者の皆さんと直接ふれあうことで、年長者の生活の知恵を授かることができるのです。

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私のアコーディオン人生/牧師 廖正行-151

幼い頃、私は西螺という小さな町に住んでいました。ある時、宣教師と仲間のグループが市場の空き地に大きなテントを張って、毎日伝道のイベントを行っていました。そこでは一人の人がアコーディオンを演奏し、それに合わせて人々が賛美歌を歌っていました。そのアコーディオンの優雅な音、右手が奏でるメロディーと左手のボタンから出る和音、そして蛇腹で刻まれるリズムに、私はすっかり惹き込まれてしまいました。

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夫呂克明の生涯/林幼緞-151

私の夫・呂克明は、二〇一六年一月二十一日の夜、主に召されて天国へ行きました。私達は彼の信仰を尊重して、二月六日にキリスト教の告別礼拝を教会で行いました。寒空の下、多くの友人、玉蘭荘の兄弟姉妹に参列していただき、心から感謝を申し上げます。

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台湾生活も長くなり、一緒に生活していた娘たちもそれぞれの進路を歩み始めた時、以前から何となく気になっていた「玉蘭荘」へ問い合わせの電話をしたのが始まりでした。まず足を運んで、どんな所でどんな活動が行われているのか見学に行き、現在に至っています。

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私達は、人から大切にされたい、認められたい、愛されたいと願います。それは、幸せを感じるからです。自分が愛されるべき、「大切な存在」だと、自分の価値を確認できる事は、生きる動機に繋がります。私達に前を向かせ、希望を持たせます。しかし、自分を「大切な存在」だと思えない時が私達にはあります。そんな私達へ神様は語り続けておられます。

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人生は面白い旅/詹雪蘭-150

去年(二〇一五年)の一月四日、私は娘といっしょに劉碧雲様の紹介を受け玉蘭荘を見学しました。こんな年で会員に加入するのは遅すぎるのでは、と躊躇しましたら、けっして遅くないと言われました。私は早速賛助会員に加入することに決めました。先日、総幹事の渡部様から「会員になっての感想を書いてください」と言われました。
毎週二回、月曜日と金曜日の活動に通い始め、牧師先生の講義を聞き、日々が楽しくてはつらつとしてきました。また、大好きな英語と習字、色々な手芸、トールペイント、デッサン、塗り絵と折り紙があり、素晴らしい日々で、喜びでいっぱいです。こんなにたくさん習えるなんて贅沢です。

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二〇〇九年の夏、縁あって台湾人の主人と結婚し台湾にやって来ました。それまで私は、日本のリハビリテーション病院で、看護師として、長期療養の患者さんのお手伝いをさせていただいていました。結婚後台湾での生活にも慣れ、家庭以外で自分でも何かできることはないか、居場所はないかと探していました。

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