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今年三月三十一日をもって退職されました。今井総幹事は、昨年二十五周年を迎えた玉蘭荘と共に、台湾での人生を歩んで来られました。総幹事として約十三年間、日々玉蘭荘を守り、導いて下さいました。訪問ケアとしてのボランティアを入れますと、二十年以上の永きに渡って、愛と祈りとその持てるお力を玉蘭荘に注いでくださいました。玉蘭荘にとって、かけがえの無い総幹事でした。ここに言葉に尽くせない感謝をもって今井総幹事のご退任をお知らせいたします。

新総幹事挨拶/渡部洋子-(147)

「六十歳を過ぎているのよ。毎日台北に働きに行くの?無理よ、やめなさい」・・・友人や家人に止められました。台所に立つことが苦ではなく、鉛筆を持つより、パソコン打つより、美味しいものを探して作るのが大好きな、こんな私にいったい何が出来るのかと、恐ろしい気持ちになりながら、それでも私は、総幹事の任をお引き受けしました。どうして?と尋ねられたらなんと答えましょう。

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私は約十五年前に、所属の濟南教会で國祥兄弟に出会いました。彼は言葉数の少ない、物静かな方です。日曜日の礼拝に、彼が朝早くから教会の一番前の席に着いて、祈っておられる様子が印象的でした。彼はバイブルクラスに熱心に通い、居眠りせず、欠席せず、真面目なクリスチャンでした。その後、故許石枝長老と張明德さんの紹介で、玉蘭荘の活動に参加。玉蘭荘は彼の生活の中心になりました。晩年、歩行が困難になり、杖を持って教会に通う彼の困難な様子を見て、私は心配で、車で御自宅迄何回かお送りしましたが、彼は必ず御自宅の一歩手前で降ります。彼のヨチヨチと移動されて居られる後ろ姿は、真理を追い求めている姿です。私は深い感動を覚えました。

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キリストの香り/新理事長 都丸正夫-(147)

玉蘭荘の名前の由来は、玉蘭という花の名前から来ていると名付け親の鄭連徳牧師からお聞きしました。玉蘭の花は、夏と秋にそれぞれ一回咲きます。花の色は乳白で、とてもいい匂いがします。(ちなみに玉蘭の花言葉は、純潔、愛、芳しいだそうです。)

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顧みますと二〇〇九年の春、私が突然玉蘭荘の理事長の責任を承ってからあっと言う間に六年の月日が過ぎ去りました。その間玉蘭荘の創立二十周年、二十五周年記念の大事な行事の関を越えて来たのが深く印象的に残るほか、理事長として余りにも責任を尽くさなかったこと、殊にここ最終の一年間は外出と五ヶ月余りの化学治療(chemotherapy)の長時間の妨げにて理監事会議も疎かになってしまった事を心深く遺憾に思い、退任に際しまして皆様に心よりお詫びいたします。

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私の父・洪雅沼/洪以臻-(146)

父の事を思い出すと、色々な気持ちが呼び起こされます。

 私が小学校の四~五年生の頃だったと思います。ある日父が台北の出張から帰って来て、母と私を呼ぶと、慎重な手つきでハーモニカを取り出したのです。それは有名な胡蝶というメーカーのハーモニカでした。父は私へのお土産だと言い、すぐに私に「気に入ったか?」と聞きましたが、私は「吹けないから嬉しくない。」とはっきり言ってしまいました。父ががっかりしているのを感じたけれど、私達はそれ以上会話を交わすこともなく、そしてそれは父からの最初で最後のプレゼントになってしまいました。数年前、父のカバンの中にハーモニカが入っているのを見かけました。父はそれを玉蘭荘でも何度か演奏したことがありましたが、どうやらそれはあの時のハーモニカだったようです。

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生まれて初めて「1999ホットライン」に電話したのはこの初秋の頃である。事の起こりは、長い夏休みがやっと終って「玉蘭荘」の集いに参加しようとした朝、いつもの通りMRT大安ステーシヨンで降り、鼻歌を歌いながらいそいそとエスカレーターで降りようとした途端、「あれ?」随分と周囲が薄暗い。

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朝起きて窓を開けると聞こえてくるバイクの音。早朝から営業していて列ができている朝ごはん屋さん、威勢の良い掛け声で新鮮な果物、野菜などを販売している市場。このような光景が普通になって、気付けば私が台湾に来てから四年目に突入していました。

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