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恵みの内に/ボランティア 今井知絵

人生で一番良かった事ってなに?と聞かれたら、クリスチャンになったことだね。と、心から思う、新米ボランティアの今井知絵と申します。

実は私、今回、2度目の台湾です。前回台湾にいた頃と今回と、何が違うかと言われたら、それはもう、私の心の余裕というか平安が全然違います。前回の台湾生活では、初めての海外生活のストレスやら主人との性格の不一致、妊娠出産、育児のストレスで、家庭生活がボロボロでした。真面目な私は、良き妻、良き母であろうとして必死で、自分の理想とする温かい幸せな家庭像を目指して頑張っていました。しかしながら、一生懸命やればやるほど、こんなに私は頑張っているのに...と、非協力的な主人に対して怒りが爆発してしまうし、そのストレスが娘に向かってしまってしまうことも多々ありました。

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新型コロナウイルスが世界中に蔓延してまもなく二年がたとうとしています。幸い台湾では疫情指揮中心の的確な感染防止対策と、国民が団結してマスク着用やステイホームに協力した結果、一時は三級まで引き上げられた警戒レベルも現在は二級に引き下げられています。また日本、アメリカ、リトアニア、チェコ、ポーランドといった価値観の近い盟友国家が台湾にワクチンの無償提供をしてくれ、私達も助け合うことの大切さを深く感じました。困難に直面した時、「合眾為一(皆がひとつに)」の団結こそ、私たちが共に生きていくうえで最も重要なことだと言えるでしょう。

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葉陳蕙蘭姉妹を偲んで /連碧玉

私たちの敬愛する葉陳蕙蘭姉妹は、主の愛する娘であり、玉蘭荘創立の頃から参加されていた古い会員でもありました。とても誠実で謙虚で、そして優しく明るい私たちの先輩でした。息子さんの証しに感銘を受け、一九八四年十月にアメリカ・カリフォルニア州サンフェルナンドバレーの福音教会で洗礼を受けられ、救いと天国への希望を得られました。蕙蘭さんは、天母教会松年詩班(讃美歌合唱団)のメンバーでもあり、二〇一七年五月に九十六歳という高齢で礼拝中に讃美歌を歌っておられた、その元気なご様子を見たときは、まさに神様が下さったこの上ない宝物だと感じました。

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李登輝元総統を偲ぶ/龔昭勲

昨年(二〇二〇年)七月三十日、台湾のミスター・デモクラシーと呼ばれた李登輝元総統が主に召されました。彼が台湾の民主化を成し遂げたその功績は、我々に大きな影響を与えました。
日本の産経新聞の記者兼論説委員の河崎真澄先生が書かれた大作「李登輝秘録」の中国語版出版にあたり、光栄にも私が翻訳を担当させていただくことになりました。この「李登輝秘録」は昨年の七月三十一日、すなわち李元総統が亡くなられた翌日に出版され、瞬く間に品切れになり、重版されました。あの日私は河崎さんから頂いた本のサンプルを手に、テレビで李元総統の訃報を見ていました。彼が総統に在任した十年の間に、台湾の政治は一党独裁から民主化の道をたどりました。就任当初は保守勢力の反抗や妨害にあい、一時はクーデターも起こりかねない事態に陥ったこともありました。しかし彼は一歩一歩着実に改革を行い、国民の直接投票による総統選挙も実現させ、任期満了で退任した際も平和的な政権交代を行って世界中の注目を集めました。

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玉蘭荘との出会い/黃 哲彥 牧師

蔡仁理牧師から突然お電話をいだたいたのは、六、七年前のある日のことでした。蔡牧師は私と同じ台東の出身で、彼の親戚は何人も台東の教会の集会に参加されていましたし、その中の一人は私の中学時代の同級生でもありした。そんなご縁のある方からのお電話でしたので、とても嬉しく思いました。驚いたことに、その時彼は玉蘭荘の理事長を務めていて、私に玉蘭荘を紹介したいとおっしゃったのです。残念ながらその時は、それ以上の進展はなかったのですが、その時私は初めて「玉蘭荘」という名前を知ったのでした。

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イスラエルの教育/陳昭華

ユダヤ民族は非常に長い間迫害を受け続けてきたという歴史を持っています。しかし各地で隠れるようにして生き延びてきた民族でありながら、世界中のあらゆる分野で大きな貢献を果たしています。現在世界中のユダヤ人人口は約一八〇〇万人、これは総人口の〇.三%にも満たない数ですが、一九〇一年以来、実にノーベル賞受賞者の二十三%がユダヤ人なのです(部門別では、経済学賞三十七%、物理学賞二十六%、医学賞二十五%、化学賞二十%、文学賞十三%、平和賞九%)。一九四八年の建国以来、イスラエルにも十名のノーベル賞受賞者がいます。彼らがこれほど多くの優秀な人材を育ててきた背景には、他とは違った教育方法があるのです。中でも宗教教育はイスラエル人の宗教信仰を伝承する重要なもので、一番特徴的なものですが、それについての研究文献は沢山ありますので、ここではそれ以外の教育について紹介したいと思います。

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私が初めて訪台したのは、一九八七年の八月で、小学校の夏休みの時でした。当時の台湾は今のように日本人にとって身近な国ではなく、どこにあるのか、そして台湾という名称自体知らない人も多く、そして渡航の目的が短期の観光であってもビザが必要でした。私が台湾を知ったきっかけが、当時日本の子供たちの間で流行していた映画『幽幻道士』だったのですが、ちょうどその頃父が仕事の関係で頻繁に台湾に行っていたこともあり、仕事のついでに一緒に連れて行ってもらうことになったのです。父としては、世界には日本とは異なる国があり、子供の時から視野を広げて欲しいという思いで台湾に連れて行ったようでしたが、初めて見る日本とは全く違う景色と文化に衝撃を受け、その後小学六年生の時にアメリカへホームステイにも行かせてもらったのにもかかわらず、私が最終的に留学先に選んだのは台湾でした。

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友好関係が祝福をもたらす/理事長 黃春生

この度、第一〇期の理事長に就任致しましたこと、非常に光栄に思ってお ります。これは主の呼びかけであると考えています。三十数年前、「日本キリ スト教海外医療協力会」(JOCS)より台湾に派遣された宣教師堀田久子先生は、 戦争中台湾に嫁いできた日本の婦人たちが子供の成人後、言葉の壁ために台湾 社会との接触が少なく、孤独な生活をしているのを知り、彼女たちのため、信 念を持って困難を乗り越え、一九八九年に彼女たちの憩いの場所を創立しまし た。それが玉蘭荘です。三十一年後の現在、台湾も既に高齢化社会となり、政 府も高齢者の福祉に力を注ぎつつある状況です。振り返って、当時玉蘭荘の設 立はまさしく一歩進んだ考えだったと言えます。玉蘭荘を創立した信者の先輩 たちが、キリスト信仰の愛を持って、高齢者が孤独な生活から抜け出し、人と の触れ合いができる集会を築いたのは、非常に有意義な事だと思います。

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