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玉蘭荘も創立から三十周年

玉蘭荘も今年で創立から三十年になります。理事長として、一つ大切なことは、歴史をいかに継承していくかということです。三十年の歴史の中から何を継承するかは、とりもなおさず未来にどのようにかかわっていくかということなので、歴史認識、現状把握そして未来展望の三つの分野にかかわる問題です。ですから、歴史を正しく継承できるかどうかは、私たちにとって難しい課題ですが、また同時に意義のある挑戦でもあるでしょう。

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主人の転勤に伴い、台北に住み始めてから九ヵ月が過ぎようとしています。二〇一三年に家族旅行で台湾を初めて訪れた時には、まさか自分たちが住むことになるとは全く想像もしていませんでした。ただ帰り際、その郷愁を感じる街並みや、優しい台湾の人々に魅了され、いつかまたこの地を訪れたいと強く思ったことは今でも覚えています。願いは叶いました。

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訪問ケアの思い出/陳旭星

ある日の午後、淡水の空の雲は梅雨空から消えかけていました。淡水・三芝にある雙連安養院(老人ホーム)には、玉蘭荘の元ボランティアで、今はすでに九十歳になられる王英英さんが入所されています。車椅子の英英さんと面会に行った私たちは静かな庭園を散歩しておりました。すると、道端で寝転んでいる二匹の綺麗な猫に出会いました。お話することが不自由になられた英英さんですが、すぐに指を指して微笑まれました。内片貴子常務理事と高橋檀総幹事も猫たちに近寄り、頭や体を撫でて、可愛がりました。この光景を目にして、私の胸はとても熱くなり、優しくて熱心なボランティアとして活躍してくださった、以前の英英さんの姿を思い出さずにはいられませんでした。

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私たちが尊敬してやまない台湾のモーゼ・高俊明牧師が二月十四日の夕方、台南德輝園で惜しまれつつ天に召されました。享年九十歳でした。高牧師が亡くなられたその日は、奇しくも高牧師と高李麗珍牧師夫人(玉蘭荘第三、四代理事長)の六十一回目の結婚記念日でもありました。昼間、高牧師一家は集まって一緒に聖書を読み、祈りを捧げ、結婚記念日をお祝いしました。高牧師は子供たちの前で、人生の中で数々の奇しき導きを下さった主に、そして病に伏した中でも常に隣で支え続けてくれた夫人に感謝の言葉を述べられました。そして家族の温かい祝福を受けた後、夕方、眠るように主のもとへ旅立たれました。

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高俊明牧師との出会い/理事長 都丸 正夫

二月十四日は、高牧師夫婦の結婚記念日です。二年前、台南にご夫婦をお訪ねした日が、バレンタインデーの二月十四日で、五十九回目の結婚記念日でした。その二年後、高俊明牧師は、その結婚記念日の日に、お亡くなりになりました。九十歳でした。

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「皆さん!今日は!」
「今日ワッ!」
大きな、元気な声が返ってきます。「玉蘭荘さん」の皆さんです。一年に一度訪問して玉蘭荘さんと椰子の実コーラスと一時間楽しく歌います。いつから、何年前から始まったのでしょうか、私は忘れてしまいました。去年からは二か月に一度のわりで行われています。

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だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。
古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。
〈コリント信徒への手紙(ニ)五:十七〉

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私は台湾・台北市に来て、この春でちょうど一年半になります。

知らない街を歩いてみたい、自分の目で見てみたい、触れてみたい。夫の仕事で台北に来ましたが、好奇心のある私は、言葉の不自由はなんとかなる~そんな思いでいました。

知り合いもいない、会社関係の繋がりも何もない環境の中、「特に女性は、しゃべらないと『うつ』になる」そんな教訓もあり、日中は、観光地へ市場へ...とよく出かけました。見るもの聞くもの、何もかもが新鮮で、日本の友人たちにメールなどしていました。真夏になると、サングラスに短パンで歩く人々を見かけては、まねて、スリッパでも買い物に出かけたりするようにもなりました。(笑)

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