玉蘭荘の理事に就任して  張泰廸理事 /123号

玉蘭荘というところについて、すでに社会の一線を退いた高齢者たちの組織で、社会にも大きく貢献しているところだと、かねてより叔父の張明徳から聞いておりましたが、今まで私も留学や仕事に飛び回っており、それ以上の事は存じませんでした。ですので、この度玉蘭荘のお手伝いの話を叔父より伺ったときには、日本語もわからず、今まで玉蘭荘に何の貢献もしてこなかった自分が、今更玉蘭荘のお手伝いをしてかえって皆さんにご迷惑をおかけすることにならないか、正直不安でした。

 組織を運営する、ということについては、私もかつて花蓮にある黑潮海洋文教基金會という海洋環境保護関係の機関に三年ほどおりましたので、全くの素人というわけではありません。その経験から、公益団体というものは、皆の協力なくしてはその力を発揮できないものであると、学びました。この度の玉蘭荘での御奉仕をとおして、また更に学ばせていただくことも多いと思います。

 このような若輩者が玉蘭荘の運営に参加し、お爺さんお婆さんと一緒に会議に参加させていただくことには、いささか恐縮しております。とくに楊王満牧師夫人と邱明慧さんには日本語を通訳していただいて感謝しております。また、皆さんにも、このような機会を与えていただき感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(重金優子訳)

評論: 0 | 引用: 0 | 閱讀: 2352