敬愛なる信仰の先輩を偲んで /連碧玉(常務理事)-(130)

私達の敬愛する玉蘭荘前理事長許石枝長老がお亡くなりになられ、とても辛く悲しい思いを致しております。彼は私達の尊敬する信仰の大先輩であられるばかりでなく、より良き社会を築くべく熱心に心を砕かれ、台湾民主運動にも、並々ならぬ尽力と貢献をなさった方です。しかし、今では既にこの世を去られ、天に召されました。


一九九二年、玉蘭荘設立後二年あまり経ち、当時の指導者堀田久子宣教師は、徐々に多くの人達に知られてきた玉蘭荘(台北市松年福祉会)が、今後継続発展する為には、健全な組織が必要であることを考え、いずれは社団法人とする為の理事会を組織することとなりました。神を愛し、人を愛する熱心な許長老を会員一致で理事長に推薦しました。この様にして、私達と許前理事長との間の十九年にわたる大家族のような関係と暖かい感情が育まれて行きました。


何時も謙虚でつましい許長老は、人を愛し、人に尽くし、誰よりも献金を惜しまず、玉蘭荘で十九年もの楽しい歳月を、私達と共に過ごされ、共に成長し、克服した困難の数々が、私達の心に深く深く刻まれています。


去年入院された時、皆でお見舞いに行き、許長老がお好きだった日本の歌を歌ったりして、最後に、許長老は私の肩を抱いて、皆と一緒に写真を撮られました。彼の心の優しさを思い浮かべるたびに、私は思わず涙が滲みます今年の二月二十二日の午後、又同じ玉蘭荘の方々と一緒にお見舞いに行って、長老の耳元で話かけた時、私達をじっと見つめて居られたあの眼差しは、とても悲しげで、お別れの時には私達に手を振って下さいました。それが永遠のお別れとなるとは!


高俊明牧師が許長老に贈られた追悼の墨書には「正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである。」               (ミカ書六章八節)

願わくば、私達の日々の生活の中に正義と慈愛の行為が満ち溢れ、世の為となり、神の栄光を称えることが出来ますように。


どうぞ神様の御恵みと御祝福が許前理事長の御家族の身上に注がれますよう、お祈り申し上げます。

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