健康な老年/ 鄭連徳 牧師-(132)
editer: 玉蘭莊 date: 2011-10-17 17:21
一、老年の特色 - 信仰の遺産 -
․シワがよる、ほくろも、腰曲がり、はげ頭、ひげも白く
․手が震え、よろめく足、歯抜け、耳聞こえず、目は疎くなる。
․身に添う頭巾、襟巻き、老眼、湯たんぽ、孫の手
․聞きたがる、欲深く、さびしがる、死にとうない
․気短か、グチ、でしゃばる、世話をやきたくなる
․同じ話ばかり、子・孫を褒め、達者自慢 - 人は嫌がる
二 、老いの現状
․習慣、環境を変えたくない、変化に抵抗
․年とともに内向的、自閉的
․頑なになり、自己主張が強い
․身の周りは自分でしているが、次第に困難。健忘症で探しも
のばかり、心の中に余裕を持った生活がムリ。
․聴力、視力の低下で、生活圏が益々狭く、
外界とのコミュニケーションが取れ難くなって孤立。
三 、百歳の秘訣
․やせて、小柄。
․水をたくさん飲む(一日2リットル)
․ 三つのタイプ
⊙ ホントウの健康者
⊙ 八十歳前大病後も生存
⊙ 八十歳後に病い、が普通に暮らしている
․ 適度に動く
․ 食事ではカロリー制限
․ ある程度の経済力
․ ごきげん ︱ 精神要素
笑顔、ユーモア、気にしない
․ 愛されて生きている
百歳の笑顔!
四、老年の生き方
- ① 平均年齢
台湾(二〇〇九年末)
男七十五.八八 女八十三.四六 (平均七十九)
日本(二〇〇九年末)
男七十九.五九 ︱ 世界第五位
女八十六.四四 ︱ 世界第一位(二十五年連続)
価値は~長さでなく、生きた内容(質で)
生きている限りは、よく生きる。
(充実して生きる、これは心がけ次第で)
「ピンピンコロリ」| 健康長寿
(ピンピンと生きて、コロリと帰る)
生存 ? ↓ 生活
この肉体でありながら徳を身につける
心の世界に生きてゆく
- ① 職業別で
日本の「職業別寿命一覧表」では
僧侶が一番長寿 (牧師も?)
․ 動く、動かないの バランス
․ 気を胸に集めない 怒、悲、憂、思いを
葬儀が多いので、悲の感情をひきずらない
座禅の特色
さまざまな感情を意識し、その感情を治め、
心が平らかになる体験。
読経もある種の瞑想
․ 楽しさとリラックス
安楽 ↓ 極楽 苦 ↓ 楽 "知足"
- ② 養生について
養生とは、︱「生」を養うこと
․ ものを大切にする
․ 文字を丁寧に書く
․ 服をキチンと畳む
․ 履きものをそろえる
․ 言葉をはっきり明瞭に話す
․ 茶碗に米粒を残さない
․ お辞儀を雑に行わない
-平凡なことだが、心身に安定のためにもなる。
- ③ 末期がんでも
生命力がある患者たち
心の持ち方が決定的〔意志と行動で〕
․ 自分が主治医になったつもりで病気を見つめ、前
向きで治療を受け、癌と闘ってゆく
․ 今日一日、生きる具体的目標を自覚して全力投球
する
․ 人の為に成る事をする
限られた時間にも、精神性の内面化へ!
- ② 生き甲斐
․ 先ず負面に注意〔知的能力の低下に成る〕
淋しい 悲しい つらい つまらない
することがない すること毎日同じ
․ 愚痴言わぬ、明るく楽観的
感謝の気持ち、他人に親切
心豊かな老いの道 ︱ それは神からのプレゼント
「神よ、私の若いときからあなたご自身が常に教えてくださるので、今に至るまで私は驚くべき御業を語り伝えてきました。私が老いて白髪になっても、神よ、どうか捨て去らないでください。御腕の業を、力強い御業を来るべき世代に語り伝えさせてください。」
聖書(新共同訳)詩編七十一章十七 - 十八節
過去の教示 - 感謝
現在の守り - 証し (老年の祈り)
未来の同在 - 使命
(創立二十二周年感謝礼拝(九月十九日)のお話より)