玉蘭荘と七年間/国際日語教会 うすきみどり牧師-(142)

台北にある国際日語教会に遣わされて七年半になりました。玉蘭荘の皆様にも、もう七年も毎月の礼拝等にお招きいただき、うれしく、またこちらが元気をいただく時となっています。ありがとうございます。

玉蘭荘で毎回感動するのは「青い山脈 体操」です。戦後日本を励まし活気付けたこの曲が、台湾でもこんなに親しまれていたのかと、まずはそのことに驚きましたが、歌詞の「若く明るい歌声に~♪」そのままの皆さんが、この曲で体操をされている姿にうれしい衝撃を覚えました。玉蘭荘を取材されている藤野陽平先生が撮影された録画を見られた日本人たちは皆驚きと賞賛の声をあげます。これは元気が出る!と。幼稚園のお遊戯でもなく、「一、二、三、四・・・・」と学校や軍隊式体操でもなく、まさに「壮年」のための心身運動!です。

また、玉蘭荘に来てから、いろんな美しい日本の歌やそれらの二番、三番の歌詞なども改めて知らされました。「バラが咲いた」の曲もその一つです。皆様と一緒に歌いながら、「僕の庭のバラは散って しまったけれど さびしかった僕の心に バラが咲いた・・(略)・・バラが咲いた バラが咲いた 僕の心にいつまでも散らない 真っ赤なバラが」という二番の歌詞に胸打たれて、二十代の友人に話すと、「これはもう讃美歌の歌詞よね。きっと作詞者はクリスチャンだと思う」と言われて、作詞者浜口庫之助のことを調べたら、戦後の日本の大衆曲ヒットメーカーとして数々の馴染み深い曲も彼の作品であることや、数奇な人生の中でクリスチャンになり、葬儀はよく知っている東京の教会で行われたことも知りました。

七年を振り返りますと、五年ほど前には、玉蘭荘の皆様ともう少し聖書を読み深めましょう、と水曜日に「聖書に親しむ会」を設けていただき、二年半続けることができました。毎週二回の活動日の他に、玉蘭荘へ足を運び続けられた皆様のお元気さを思います。
四年前には九十三歳の欒茉莉さんが、主のお守りの内に、無事大手術を受けられ、病床にて受洗されました。今年満九十七歳になられます。

その後には、自宅療養されていた黄素華さんを関懐(訪問ケア)チームや松本望美宣教師でずっと見舞われていましたが、一年少し前に、黄素華さんのご自宅での洗礼に立ち合わせていただきました。その時に見せられた素華さんのお元気でうれしそうなご様子と、奇しくもその一か月後に天に帰られましたが、その安心されたご本人と娘さんのご様子が忘れられません。

最近では劉菊野さんが自宅療養されたり、入退院を重ねておられましたが、この三か月のICUを含めた入院生活後、三月八日に天に戻られたばかりです。葬儀は劉菊野さんが心の拠り所とされておられた玉蘭荘で行われることになり、「母にとって何よりうれしいことでしょう」とご家族もほっとされたことをうれしく思いました。ご家族から「日本人であった母のために日本語で葬儀を」とのご希望で、蔡仁理理事長のお留守中に葬儀司式を承ることになりました。

この七年間、玉蘭荘の皆様と礼拝を一緒に行うだけでなく、玉蘭荘の歩みや皆様のお助けの中で、会員の方々が主イエス様に出会われたり、受洗後の歩みが強められておられるお姿と、私も共に過ごさせていただいたり、人生の最期の時、大事な節目の時にもご一緒させていただいていることを強く思わされています。

玉蘭荘の礼拝のご奉仕を長く担ってくださっている大先輩の牧師先生方も、共に齢を重ねてお体がご不自由になっておられ、私の様な少しは若手(笑)の出番となっていること、またそうした中で、玉蘭荘の皆様と同世代として、なお喜んでご奉仕を続けておられる牧師先生方のお姿も、玉蘭荘の大きな一面であることを思わされています。 これからもどうぞよろしくお願いします ♪



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