ボランティアさんのリレーコラム-ボランティアを始めて/伊藤 貴子-(142)

台湾に住み始めて、そろそろ二年。

そして、玉蘭荘でボランティアを始めてから一年ちょっと経ちました。

私が玉蘭荘を初めて知ったのは、台湾に移り住んで間もない頃、たまたま通い始めた中国語クラスで、玉蘭荘ボランティアの橋野さんのお知り合いという方と偶然同じクラスになり、橋野さんを紹介していただいたのがきっかけでした。

当時は、十年以上住んでいたオーストラリアを離れて台湾に来たばかり。「你好」と「謝謝」ぐらいしか中国語が分からず、また、知り合いもまったく居なくて心細い毎日でした。

初めて玉蘭荘を訪れたボランティア初日、私はそこで日本語世代の方々が、生き生きと楽しそうに日本語で活動しているのを見ました。また、ボランティアの皆さんも和気藹々としていて私もその輪の中に入りたくなり、微力ながらお手伝いすることに決めました。
お手伝いを始めてから気がついたこと。それは会員の皆さんが、いつも笑顔で元気いっぱい!時には歌ったり、日本映画を鑑賞したり、流暢な日本語でお喋りに花を咲かせたり。お手伝いをしながら耳に入ってくる日本語はとても心地よく、また会員の方々の昔話を聞く機会があると、台湾の歴史を垣間見ることができて興味深いです。

私の台湾での生活は、今のところ月曜から金曜まで毎日通っている中国語学校が大半を占めています。その為、金曜日の午後しかお手伝いに行けません。それでも、放課後に行く玉蘭荘は私の楽しみであり、息抜きであり、会員のみなさんの元気な笑顔と楽しそうな声を聞くと、私も元気をもらえます。

これからも会員のみなさんが楽しく活動できるように、微力ながらお手伝いして行きたいと思います。そして先輩ボランティアのみなさん、まだまだ新米ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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