ボランティアさんのリレーコラム-玉蘭荘のボランティア/黃志成-(147)

私は玉蘭荘でボランティアを始めてもうすぐ一年半になります。ボランティアを通して、私は色々な技能や人間関係、また仲間と助け合って玉蘭荘での作業に取り組むことを学んでいます。そしてなによりも、玉蘭荘に来て私の大好きな日本語を学ぶことが出来て、とても嬉しく思っています。ここで学ぶことすべて神様に感謝しています。そして皆さんが自分の時間を割いて毎回の活動に携わっていることは、本当に素晴しいことだと思います。

 玉蘭荘に通い始めた頃、私はまだ何もできませんでしたが、ボランティアの皆さんが色々助けてくださり、おかげですぐ作業になじむことが出来ました。そして、色々な性格の人を受け入れて温かい心で応対することも学びました。聖書のみ言葉に「心の謙虚な人は幸せである」と書いてあります。私はこのみ言葉が、心を成長させてくれると思います。

 私達は玉蘭荘でボランティアをすることにより、神様から与えられた試練を乗り越える力を得ることが出来ると思います。新約聖書のエフェソ信徒への手紙四章十一〜十二節にこう書いてあります。「そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適したものとされ、キリストの体を作り上げてゆきます。」

私達は身分の区別なく皆同じように神様にお仕えします。玉蘭荘の会員やボランティアさんの中にはクリスチャンではない方もおられますが、私は将来日本語がもっと上手になって、こうした方達に日本語で神様の福音を伝え、神様の愛が国籍を超えるものであり、皆が神様のみ恵みによって満たされることを知らせたいと思っています。
 ところで、私は昨年初めて玉蘭荘のバザーに参加しましたが、玉蘭荘のバザーはとても特別なイベントです。あんなに多くの企業がご支援くださるとは思いませんでした。皆が助け合う温かい愛の中で、私も売り子や写真撮影のお手伝いをし、また、安くて便利なものをたくさん買いました。手作りの食品もたくさんあり、本当に有意義な活動だと思います。

 皆さんと一緒にボランティアとして奉仕できることはとても嬉しいことです。でも日本人のボランティアさんの多くがご主人の転勤で台湾に来られているので、ご主人の任期が終わると帰国されてしまいます。仲間や友達が遠く離れ、会う機会がなくなってしまうのはとても寂しいことです。それでもこの場所で、今いる皆さんと一緒に学び、成長していきたいと思っています。

 最後に、この文章を書く機会をくださった渡部総幹事に感謝いたします。また今井前総幹事、城中日語教会の臼杵翠牧師、いつもお世話になっているボランティアの皆さん、そして可愛くて知恵者の会員の皆さん、たくさんの学びの機会を与えてくださり本当にありがとうございます。
 願わくば、神のみ恵みが玉蘭荘理事長、理監事の皆様、職員及び会員の一人一人の上に、またボランティアの皆さんに与えられますように。
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