ボランティアさんのリレーコラム-できることを/徳光 智津子-151

台湾生活も長くなり、一緒に生活していた娘たちもそれぞれの進路を歩み始めた時、以前から何となく気になっていた「玉蘭荘」へ問い合わせの電話をしたのが始まりでした。まず足を運んで、どんな所でどんな活動が行われているのか見学に行き、現在に至っています。

 最初の一歩を踏み出すまでは不安の方が大きかったけれど、見学に行った日にすぐ一緒にお話し、会員さんたちの素敵な笑顔に出会い、何かできることをお手伝いしてみようという気持ちになりました。それから私の週一回のボランティア生活が始まりました。 

 初めの頃は先輩ボランティアさんの見様見真似。会員さんのお名前もわからないけれど、人懐っこく話しかけてくださる会員さんと世間話。時には日本の歴史上の人物の話題、近代政治家の話、軍隊の話等々、知らないことが多すぎてまだまだ勉強不足を痛感させられることも多々あります。本を読んだりパソコンで調べたりと、一緒に話せる話題を増やさねばと感じます。カラオケの時間には音出しのお手伝い。知らない歌も多いですが、会員さんたちの元気な歌声にはびっくり。逆に元気をいただきます。

そして今では、受付、フルーツの準備、スープ作り、バザーの手工芸品制作と、お手伝いの範囲は広がりました。自分のできることをやって「ありがとう」「ご苦労様です」と声をかけていただき、そして皆さんの素敵な笑顔に出会えてよかったな、と感じる今日この頃です。

最後に、私のできることは微々たることですが、それでも「できることを」コツコツと続けたいと思っています。歌ったり、笑ったり、体を動かしたり、会員さんたちがこれからもお元気で活動に参加されることを願ってやみません。
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