ボランティアさんのリレーラッキープレゼント/楊宥玲

玉蘭荘でボランティアを始めてから三年が経ちました。バザーも二回参加させていただきました。最初はいつも緊張がちでしたが、玉蘭荘の皆さんに色々助けて頂き、お蔭で徐々に馴染むことが出来ました。

玉蘭荘に来ると笑顔になれます。活動日には、賛美とお話や多様な講座や軽快な活動が行われ、会員の皆さんが真剣に向き合って、学生のように真面目に勉強している姿にとても感心しています。私もついつい耳を傾けてしまいます。また、皆さんが笑いながら楽しそうに話すのにつられて、ハッピーになることも少なくありません。このような自然な日常のできごとは、私を幸せにしてくれます。

以前、カナダのトロントで、友達と一緒にボランティアとして幾つかの大型イベントに参加したことがあって、想像を遥かに超えた素晴らしい経験をしました。ひなまつりイベントを開催するため、日系文化会館(JCCC)でボランティアをさせていただいたこともありました。その時、台湾に戻ったらもうボランティア活動が出来ることはないだろうと思っていました。しかし、数年後、ご縁あって日本人の友人から紹介をして頂いて、皆さんに会うことができました。

今は月に二回のペースで、温かい玉蘭荘の皆さんと会うようにしています。玉蘭荘に通うことは既に生活の中の一部となりました。私に出来ることは少ないし限りもあります。でも会員の皆さん、総幹事と幹事、そしてボランティアを務める皆さんはとても親切で、豊かな心を持っていらっしゃいます。私も楽しさを味わっています。

また案外に良いところは、玉蘭荘に来ると早起きができて、体にも良いことです。ですから私は今、充実した生活を送っています。本当に毎回、玉蘭荘の日を楽しみにしています。暮らしを立てることを考えたら、いつまで玉蘭荘を続けられるかどうか・・・と時々悩んだり戸惑ったりもしますが。また玉蘭荘の時間が有るからこそ、母が決めた掃除の日に手伝う事が出来るようになりました。玉蘭荘の活動が終わって帰宅すると、ちょうど良いタイミングなのです。掃除や家事に対してやや厳しい母も、私が手伝うことで少し肩の力を抜く事が出来るので、玉蘭荘のボランティアは、私へのラッキープレゼントだと思っています。

また、水曜日の「蘭々工房」という手作り会に入って、先輩の方に色々な飾り物やアクセサリーの作り方を習っています。またバザーではみんなで作品を作って販売します。小さな作品に、大きな満足感を味わえます。仕事やたよりの編集会議のために、蘭々工房に出席できない日は、少し寂しく感じます。これから、仕事が忙しい時期が来ると、ボランティアの回数が減ることもあると思います。毎回、玉蘭荘にいる時間を大切にしていきたいと思っています。

玉蘭荘でボランティアをさせていただき、本当にありがとうございます。

評論: 0 | 引用: 0 | 閱讀: 1143