老化は自身の気持ちから始まる!/山崎肇

心身の健康の基礎は自分の息子・娘に生活の迷惑を掛けない様にすることである。多くの父母は自分達の老後、息子・娘が生活面、金銭面で世話をするのが当たり前と思っている。これこそが最大の過ちであることにきづくべきである。

然し、親子関係の中には老後の父・母の世話と称して勤め先を辞めて両親の年金を家族の生活資金として面倒を見ている家庭も沢山ある。これでは社会に寄与していない。本来ならば継続して働いて両親の年金と自分の収入の合算の中から外からのヘルパーを雇い入れるべきである。こうすれば、一挙両得の社会貢献に結びつく。

私と家内の子供に対する考えは老後の心身と金銭面で迷惑を掛けない、逆に子供からも私たちに心身と金銭面で迷惑を貰わない。故に息子、娘が独立=自営業を目指してもその保証人には絶対にならない。特に、新規事業は設立から三年以内に八割は廃業に陥っていると言う実例からしても絶対に保証人にはならないのである。事業に失敗した時には息子、娘の子供=私たちの孫の生活の面倒は見てあげるので本人達は自力で再起を図ればいいと考えている。

物理科学者の武田邦彦博士の言葉を借りるならば、人間の寿命は生まれた時から成長が終わる二十五歳までの五倍、即ち、百二十五歳前後までは自然に命を全うできるとされる。それを還暦を過ぎてからばたばたと病死していくのは、酒、タバコ、不眠等々と心身の保養をせずに暴飲、暴食の不摂生の生活を続けることで命を削る「カンナ=鉋」を自らの体に掛けているからである。

どんな者、物でもメンテナンス=保養を怠ったら劣化するのは当たり前である。一日二十四時間の神様から頂いた命の時間の中で五分、十分のわずかな心身のメンテナンスの時間を惜しみ怠けてしまうことの累積が神様から頂いた命の時間に鉋を掛けて削っているのである。宗教法人の生長の家の経典にも「若くても自分が老いたと思った瞬間から本人の老化が始まっている。高齢者でも自分が壮年齢と思っていればその年齢を維持している」と書かれているのである。

医学的な見地からの老化とは体内=血液の酸化=高齢者の体臭は酸味を発散してくる=と、体内の細菌に対する抵抗力の低下が体内に眠っている癌細胞を呼び出すとされている。

その健康予防策の一つが、日常の精神面の健康要素としては、朝起きてから①することがある ②いくところがある ③あうひとがいる の三つが必要である。

逆に寂しくなり、自殺をしたくなる要素とは、健康予防策の三要素+④お金が無い ⑤異性の友達がいない、である。

二十一世紀の今日は一九四五年の第二次世界大戦が終わってから今日まで歴史上まれなる世界平和が続いている。治安、衣食住などが比較的安定している。特に日本、欧米、先進国、そして先進国に準ずる東南アジア諸国にこの言葉が当てはまる。しかし、問題は不健康な長寿老人が増えていることである。

先進諸国の国民の平均寿命は八十歳から八十五歳前後との統計が出ているが多くの高齢者は年齢に正比例して心身の動きが「よろよろ+おたおた+精神のボケ」の西洋のゾンビ、中国の「チャンスー(キョンシー)」、日本の死んだ「餓鬼亡者」の様相で生活環境の周りに「ひんしゅく」買う様な生き方をしている。

私なりの考えを述べるならば、その最大の原因は自分の年齢に合わせて日常生活での衣食住と心身の動きを一致させているからでる。要するに六十五歳定年の人は自分の年齢と周りの同年齢層の衣食に合わせてしまうからであり 外から見ていても年寄りが三人以上も集まっていると周辺が陰気+暗くなってくる。やはり自分の年齢の半分以下の男女の友人や知人の中に自分から積極的に参加する集まりを見つけることである。特に、男性の生命のエネルギーの最大の吸収方法は社交ダンスを通じて若い女性の肌に接することである。さらに、セックスの面では「デリ・ヘル」などの風俗を利用することである。月々の年金の預金通帳を握りしめたまま閻魔大王のお迎えを待つのではなく「今、現在を法律に触れない程度に暴れまわることである」。ではその防止にはどうしたらよいのかと言うと答えは簡単である。

先ず外出時の服装は娘、婿の三十歳台の着ている衣服、履物類を譲って貰うことである。自分の年齢よりも二十歳、三十歳も若い服装を身に着けることである。

次に心身の体操、即ち、単なるラジオ体操程度の運動よりも更に一歩踏み込んだ筋肉(スジ)を伸ばす運動を起床時のベッド=畳布団上でスロー運動として自分の体力に合わせて設定すること。さらに、布団の上で腹筋+腕立て伏せ+膝の折り曲げ運動=私の場合は毎日一つの運動を六十一回と設定して、回数カウンターを使っている=それから、ボケ防止の脳みその運動も大切なので利き腕の右手ではなく左手でA四白紙に字を書いている。その後は朝シャンとして熱めのシャワーを頭から浴び、両目頭を薄味の食塩水で洗眼している。目的は脳みそを含めて心身を鍛えることによって老化よりも身体の強化が出来るとの考えに基づいている。

一昔前までは老化は自然現象であって年齢に応じて心身の劣化は当たり前と考えられていた。然し、二十一世紀の医学世界ではこれはあながちあっていても絶対ではないと言える。特に瞬間に体力の限界の力を出すスポーツ選手の様なアスリートを除いては私達の普段の生活は心身のエネルギーの三分の一程度しか使っていない。よく、火事場の馬鹿力と言われる緊急の時に身体から漲る力はこの残りの三分の二から出てくる力なのである。 

では皆さん私の話を参考に神様の年齢の七百歳まで活き活き世の中の変化を自分の目、鼻、耳、体で体験しましょう!

私の趣味? それは、合気道、パラグライダー、社交ダンス、作家、保母さん、掃除、洗濯、料理、アイロンかけ、家庭水電気工事などなどです。

(記憶向上の秘訣 講師)
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