ボランティアさんのリレーコラム—玉蘭荘との出会い/角(すみ)のり子

私は台湾・台北市に来て、この春でちょうど一年半になります。

知らない街を歩いてみたい、自分の目で見てみたい、触れてみたい。夫の仕事で台北に来ましたが、好奇心のある私は、言葉の不自由はなんとかなる~そんな思いでいました。

知り合いもいない、会社関係の繋がりも何もない環境の中、「特に女性は、しゃべらないと『うつ』になる」そんな教訓もあり、日中は、観光地へ市場へ...とよく出かけました。見るもの聞くもの、何もかもが新鮮で、日本の友人たちにメールなどしていました。真夏になると、サングラスに短パンで歩く人々を見かけては、まねて、スリッパでも買い物に出かけたりするようにもなりました。(笑)

次第に、女性ならではの『おしゃべりがしたい』...そんな思いが強くなり、ネットで調べたり、台湾日本人会や日本工商会などへも出かけたりして、情報を集めました。「日本語を話したい方々がいる」「きれいな日本語で話せる高齢者云々」「ボランティア」等々、そんなフレーズが目に入り、日本語しかまともに話せない私は、メールは差し上げてはいましたが、一人で、玉蘭荘の扉をたたきました。訪台三か月頃の事でした。

当時総幹事の、渡部洋子さんの笑顔がそこにあり、「ようこそ!見てください!」と、日本語で迎えられた時は、何故かホッとして、温かいものに包まれたように感じました。
「ここは日本?」

ボランティアの方々も気さくに迎えて下さり、日本と変わらない雰囲気、また、とても驚いたことは、玉蘭荘会員のステキなミドルの方々が、久しく聞かない、耳にやさしい心地よい日本語で話されている事でした。

何事にも学ぶ姿勢、作品作りへの挑戦する姿、大きな声で歌われるご様子は、見習うべきところです。歴史的な背景があり、大変な日々を青春時代に過ごされたことなど時々伺う機会もありますが、それにしても、ステキな笑顔の方々だと、すっかり惚れこんでしまいました。(笑)

そんな会員の皆様や、ここに集うボランティアの方々とのお付き合いのおかげで、私の台北生活は、楽しく充実しています。感謝です。
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